検索ランキング1位でもASA広告を配信する意味はあるのか?
いつもASO対策の教科書をご覧いただき、誠にありがとうございます!
早速ですが今回は検索ランキング1位でもASA広告を配信する意味はあるのか?をテーマにご紹介していきます!
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ビュースルーコンバージョンについて
ビュースルーコンバージョンは先日7月16日にAppleによって新しく追加になった、ASAのインストール数に関する表示機能の一つです。今回、私たちはこの数値への取り組みを通じて、ASO対策とその効果につながる新たな知見を得ることができました。
ビュースルーコンバージョンの詳しい内容を知りたい方は前回「ASA(Apple Search Ads)のビュースルーコンバージョンについて」の記事にてご案内しておりますので併せてご覧ください。
ASO対策の重要性のおさらい
さて、アプリマーケターのみなさんには既にお馴染みだと思いますが、ASO対策はアプリストアにおいて自社アプリをストア内検索結果で1位にするプロセスとして最も重要な施策の一つです。
上図の通り、全てのアプリはストアを経由することでダウンロードされるため、ストア対策=ASO対策(*) が効果的であるということはご理解いただけていると思います。
今回は、ASAのビュースルーコンバージョンによりこのASOの効果が可視化できることが分かりました!
(*参考記事:最も重要なアプリマーケティングの手法について)
ASA配信によってオーガニック流入数がわかる(=ASO効果が数値化できる)
ASAにおいて、ビュースルーコンバージョンが確認できるようになったと先ほどお伝えしましたが、さらに分かりやすく説明すると、
広告配信時に広告経由の流入数だけではなく「オーガニックの流入数が分かる」ようになったということになります。
上図をご覧ください。こちらはApp Storeの検索結果画面を図解化したものになります。
黄色の部分(ASA配信)は以前から確認ができたタップスルーコンバージョンの部分で、ASA広告を配信することによって確認ができます。
青色の部分が今回から確認が可能になったビュースルーコンバージョンの部分になります。
ビュースルーコンバージョンの数値から、前述のようにオーガニック流入数を把握することができるようになったため、ASO対策の効果が広告面とオーガニック両面において「数字で判断できる」ようになりました。
ASO効果を数値ベースで可視化
私たちは、今回のアップデートがASO対策にとって重要な視座の一つになり得ると考え、具体的なASO対策の効果を数値ベースで捉える試みを考案・実施しました。
本試みは下記のように進めました。
上図をご覧ください。これまで私たちは「ASAとASOには相関があり、双方を二軸で対策することにより、ダウンロード数最大化が実現出来る」ということを都度申し上げてきました。
今回あらためて確認をしたところ、ASO対策を行った検索順位1位の時とそれ以外の時(2位または3位)では、全体のダウンロード数(広告とオーガニックの合計)に大きな差がつくことが分かりました。
つまりこのアップデートにより「検索順位が高ければ高いほど、全体のDL数が増加する」という傾向が数字からわかるようになり、今後ASO対策の効果面をより詳しく把握することが可能になりました。
また事例2をご覧ください。広告配信時のCPIが¥5,000以上のキーワードだったのですが、検索順位1位を獲得することでオーガニック流入数が大きく増加し、コスト換算をしたところ約308万円ものコストメリットを試算することが出来ました。
ダウンロード数だけではなく、コストメリットという点でもASO対策が非常に効果的であるということが、こちらの事例からお分かりいただけるものと
思います。
ブランドキーワードは出稿すべきか?
なお「ブランドキーワード出稿」について、本試みの結果から、ブランドキーワードもASA広告においては出稿した方が良いという事を言える可能性が高まります。加えて複数のキーワードにおける「カニバリズム」に対する問題にも一定の終止符を打てるような結果になっていると思われます。
以上、今回は検索ランキング1位でもASA広告を配信する意味はあるのか?というテーマについて進めてきましたがいかがだったでしょうか。
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それでは今回のまとめに入らせていただきます!
まとめ
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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