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アプリマーケター必見!ASOって何?【入門編】

ASOって何だっけ?

アプリマーケターなら必ず知っておきたい「ASO」皆さんはご存じですか?今回は「ASOってなんとなくは知っているけど、知識がそこまで深くないなあ」というアプリマーケター向けに、「そもそもASOって何なの」という疑問を丁寧に紐解いていきたいと思います!

マーケティング業界では専門用語が非常に多く存在します。CPIやROASなど必ず理解しておくべき用語がたくさんありますが、ASOもその中のひとつ。これを理解&実施することができれば、あなたも立派なPAM!(プロアプリマーケター)

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1.ASOとは

App Store Optimizationの略で日本語だと「アプリストア最適化」と表現されます。〇〇最適化と言えばSEO(検索エンジン最適化)を連想された方も多いのではないでしょうか。定義としてはまさにそれが最も近いです。

SEOとの違い

SEO=「検索エンジンでの検索結果において自社Webページを上位に表示させユーザーの自然流入を増やす施策」なのに対し、ASOはそのアプリストア版というのがわかりやすいかと思います。ただ厳密に言うと、ASOはそれだけには留まりません。これはASOの目的が、単にアプリストアで上位に表示させ、自然流入を増やすことだけではないからです。

ではそんなASO。いったいなぜアプリマーケターにとって必須の施策なのか。

それは、ASOが「インストールの最大化」を目的とした施策だからです!
世の中には様々なアプリが存在しますが、どのアプリにも共通して重要なのが「インストール」です。いくら良いアプリでもユーザーが少なければ活性化や収益化にはつながりません。まず着手すべきはユーザーの獲得の導線を整えることです。
だから最初に対策すべきはASO!というわけなのですね。

それでは、そもそもユーザーはどのような流れでアプリを自分のスマホにインストールするのか確認してみましょう!


ユーザーストア検索の流れ

上図のように、ストア内でアプリを求めるユーザーの動きは、

①自分が求めているアプリのキーワードをApp Sore内で検索
②検索結果を眺めて自分のニーズに合いそうなアプリを探す
③興味のあるアプリをクリック
④アプリ概要を眺めて使いたいアプリであればインストールする

という流れが一般的でしょう。

この流れからおわかりの通り、アプリがユーザーにインストールされるまでには、まずキーワードの検索結果に表示されユーザーの目に留まる必要があり、そこで閲覧し「あ、このアプリ欲しかったやつ」とユーザーの興味を引くことが必要となります。

これらを言い換えると、ユーザーを獲得するためのASOの目的は大きく2つに分けることができます。

ASOの目的

・インプレッションの最大化
 →ストア検索結果の上位に表示させることで目に留まる機会を増やす

・CVRの上昇
 →アイコンやスクショなどUIを最適化しユーザーの興味を引く

ASO実施によりこの2つを進めることが、より多くのユーザーを獲得する近道となります。

ここまではそもそもの概念部分の内容だったので少しお堅くなってしまいましたが、

安心してください!ここからが本記事の本題です!!

「前置きはええから、実際どんなことやるか教えてほしいねん」という声が届く前に、次章ではもう1歩も2歩もASOに踏み込んだ内容をお伝えします!

2.実際にどんなことをやるの?

ASO施策は「テキスト面の改善」「クリエイティブ面の改善」の大きく2つに分類されます。2つはそれぞれ下記のように対応しており、改善することでユーザー獲得への導線を最適化することができます。

    テキスト面の改善    = インプレッションの最大化
    クリエイティブ面の改善 = CVRの上昇

まず、テキスト面の改善についてお伝えしていきます。テキスト面の改善とは、主にアルゴリズムに沿ったテキスト(文字)の施策を意味します。App StoreやPlay Storeにはgoogle検索などの検索エンジンと同様、独自のアルゴリズムが存在しており、このアルゴリズムの理解がASOを行う上での大きな鍵となります。

それを踏まえたうえで、ここでのテキスト面の改善とは「特定のキーワードをタイトルや説明文に盛り込むことで、そのキーワードとアプリとの関連性をアルゴリズムに認識させる」ことを指し、対策することで検索結果で上位に表示させることが可能となります。

それに対しクリエイティブ面の改善とは、アイコンやスクリーンショットなどの視覚的訴求の施策を意味します。テキスト面が「対AI」だったのに対し、クリエイティブ面は「対ユーザー」要素のイマジネーションが必要となります。

ストア内で検索したユーザー目線に立って、どんなクリエイティブだったらクリックしたくなるのか、インストールしたくなるのかを逆算して作成することが必要不可欠です。ユーザー心理を読み解くのはマーケターの醍醐味ですね!

では実際「どこ」で「どんなこと」をするのか見てみましょう。

テキスト面の改善

テキスト面
①タイトル
②サブタイトル
③説明文
④キーワード

1.タイトル
タイトルとは「30文字以内で構成されるアプリのタイトル(アプリ名)」のことを指し、プロダクトページの最上位に表示されます。

例えば家計簿アプリを例に挙げると、タイトルにただそのアプリ名を入れるだけでは限られたユーザーにしか表示されません。露出したいキーワード(例. おこづかい、お金管理など)をタイトル内に盛り込むことで、アプリとキーワードとの関連性が強いと認識され、そのキーワードで検索された際に、より上位への表示を可能にします。

2ー1.サブタイトル(iOS)
サブタイトルはタイトルの下に表示される「30文字以内でアプリの概要を簡潔に説明するところ」です。こちらもタイトルと同じく、より露出させたいキーワードを盛り込むことで、そのキーワードの検索結果において、より上位に表示させること可能となります。

2-2.簡単な説明(Android)
Androidの場合、iOSの「サブタイトル」の替わりに「簡単な説明」で、アプリの魅力を簡潔に説明することができます。文字数制限は80文字で、iOSよりも多く設定できるため、より細かな対策をすることができます。同一アプリでもiOSとAndroidでは別々の対策が必要ですね!

3.説明文
説明文は「機能や特徴などアプリの魅力をアピールするところ」です。
上記1,2と同じく関連性の高いキーワードを盛り込むことが重要ですが、なんでもかんでも羅列するというわけにもいきません。機能や特徴を自然な文章で説明し、アプリの魅力をユーザーに届ける必要があります。
※Play storeでは4,000字までの文字数制限あり

4.キーワード(iOS)
こちらは100文字までの文字数制限があるため、弊社では「100文字キーワード」と呼んでおります。iOSのみで設定可能な100文字キーワードは、前述した1~3とは違い、ストアUIには表示されないという特徴があります。しかし、ストアのアルゴリズムには同じく影響するため、ユーザーに見つけてもらうためには、100文字キーワードに何を選定するかも非常に大切というわけです。

ちなみにこの100文字には各キーワードを区別するために入れる「,」(カンマ)も文字数にカウントされるので、その点も考慮して作成していきましょう!

このようにテキスト面では、どれだけアルゴリズムに認識させるかがポイントとなってくるということですね!ふむふむ、なかなか奥が深いです。

クリエイティブ面の改善

それでは次に、もうひとつの重要な要素、「クリエイティブ面の改善」について説明していきます。

クリエイティブ面
①アイコン
②スクリーンショット

1.アイコン
アイコンとは文字通りアプリのアイコンのことを指します。アイコンはユーザーに視覚的に訴求をすることができるため、CTRやCVRに大きく影響を及ぼします。アイコンの訴求力が強ければパッとひと目でアプリ検索してきたユーザーの期待値に応えることができますし、逆に訴求力の弱いアイコンにした場合、CTRやCVRが低下してしまうことも。侮れないです、アイコン。

2.スクリーンショット
スクリーンショットとは検索結果やプロダクトページ内に表示される画像のことを指します。アイコンと同様、ユーザーに視覚的に訴求をすることができるため、CTRやCVRに影響を及ぼします。
App Storeでは最大10枚まで、Play Storeでは4~8枚のスクリーンショットを掲載することができます。その中でも特に検索結果で最初に表示される1~3枚目の構成が重要です。

アイコンとスクリーンショットはそれぞれABテストを用いて、どちらのクリエイティブがよりユーザーに刺さるのかを検証することができます。ABテストとは複数のパターンのクリエイティブをユーザーにランダムに表示し、それぞれのパフォーマンスを比較することができる検証法です。

テスト結果をもとに、より求めるユーザーに合ったクリエイティブを選択しましょう。ABテストは

App Store(iOS)→アイコン、スクリーンショット、プレビュー動画
Play Store(Android)→アイコン、スクリーンショット、プレビュー動画、説明文

で実施可能です。

ちなみにiOSのA/Bテストについて解説している記事もありますので、ぜひ、こちらもご一読ください♪


最後にもうひとつ、「レビュー」についても少しだけ触れたいと思います。

レビューについて

皆さんはネットショッピングをする際、欲しい商品に似たものがいくつかあった場合、どのように比較・検討しますか?
機能性や価格はもちろんですが「レビュー」ってものすごく気になりませんか?機能や価格面が良くても、そこに書かれている口コミが悪いと、最後の「ポチっ」をためらうはず。

ストア内にもレビューが存在します。説明文の次に表示される項目で、大きく分けると「トータルレビュー」「トップレビュー」の2つです。

・トータルレビュー
トータルレビューとはアプリをユーザーが★の数5段階で評価をしたものの平均値のことを指します。このトータルレビューはストア内でも大きく表示されるため、ユーザー行動に影響します。またトータルレビュー数が多いほどユーザーからの信頼度が高まります。

・トップレビュー
トップレビューとは、数あるユーザーのレビューの中でも、ピックアップされストアに内に掲載されているものを指します。トップレビューはただ単に★の数が多かったり、文字数が多いものが表示されるのではありません。
ここにも独自のアルゴリズムが存在し、より関連性、信頼性の高い、ユーザーにとって有益なレビューが表示される仕組みになっています。

トップレビューはApp Storeの場合6つまで、Play Storeの場合3つ表示されます。

ASOを実施するうえでは、このレビューもひとつの重要な要素で、実はCVRや課金率にも影響するんです。恐るべし、レビュー。

まとめ

ここまで、ASOで特に重要となる要素についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?実際のところ、ここから更に深く掘り下げていくと、ASOにはまだまだ他にもお伝えすべきことがたくさんあります。今回は【入門編】ということで大まかにASOの概要をお伝えしてきましたが、次回はさらに踏み込んだ【応用編】をお届け予定となっております!
次回を楽しみにお待ちください!

今回この記事を読んで「ASOのことが少しわかった!」「また次の記事も読みたい」と感じて頂けましたら、ぜひ最後に「スキ」を押していってください!

他にも様々な記事を公開しておりますので、ぜひ寄り道していってください♪

▼次は応用編!

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