アプリマーケターの悩み ASOのやり方ってどうやるの?【応用編】
こんなお悩みありませんか?
「オーガニックからの流入少ないなぁ...」
「広告配信してるけどCPI、CPAが高い。もう少し安くなればなぁ...」
「ブランドの認知度が低くてお手上げだわ...」
そんなこと考えているアプリマーケターさん。
これ、全部「ASO」が解決してくれるって知ってますか?
今心の中で「え、そうなの?本当に?」とつぶやいたそこのあなた!
この記事を読めば「ASO」の理解度がグッと深まり、今抱えているお悩みが解決できるかもしれません!
本記事ではアプリマーケティングの中でも、最重要とも言える「ASO」について解説していきます。今回は【応用編】ということで、より核心に迫った内容で、具体例を混ぜてお届けして行ければと思います!
↓↓ASO無料診断はこちら↓↓
1.ASOの目的(復習)
まずはひとまず「ASO」についてサラーっと復習していきたいと思います!
今回はASO【応用編】となっておりますので、基本のき【初級編】を再確認したい方は、こちらの記事からご覧ください。
それではサクサクいきましょう!おさらいです!
・ASOとは...
「App Store Optimization」の略で、アプリストア最適化の意味
→意味合いとしてはSEOのアプリストア版というイメージですね!
・ASOの目的は...
ASO施策によってインストール数を最大化させること!
・インストール数を最大化させるためには...
インプレッション数を最大化させリーチを増やし、CVRを上昇させインス トールを獲得する必要がある。
→「インプレッション数の最大化→テキスト」「CVRの上昇→クリエイティブ」をそれぞれPDCAを回して最適化していきます!
以上、ウォームアップはここまでです。
早速、本題へ進んで参りましょう!
2.実際にやってみよう!
今回は各項目で具体的にどんな対策をしていくのかを、できるだけわかりやすくお伝えするため、予め軸となるアプリを決めておきます!アプリ名は「オリバ(弊社の名前Liberteenzを少しモジった架空のアプリです笑)」
以下、概要です!
アプリ名:オリバ アプリ概要:寝言録音アプリ OS:iOS
タイトル:OLIBER(オリバ)
サブタイトル:知らないと恥ずかしい?自分のねごとやいびきが録音できる
ちなみになぜこのようなアプリに設定したかというと、筆者が最近インストールした寝言録音アプリで、寝ているときの音声を録音したところ、いびきと寝言が衝撃的だったからです笑
では、このアプリを実際どのようにASO対策していくのかは、各項目に沿ってお伝えしていきます!
・テキスト面の改善
① キーワードの選定
まず対策をしていく前に事前準備として最も重要なのが、キーワードの選定です。最適なキーワードを選定し順位上昇ができれば、インストール数の最大化に繋げることができますが、逆に効果的でないキーワードを選んでしまうと順位が上昇してもインストール数の増加は期待できません。
選定する上で重要なのは
①キーワードとの関連性は高いか
②そのキーワードがどれだけ検索されているか
など「そのキーワードを対策してインストール数の増加が見込めるか」を
考慮する必要があります。ですのでまずは、①関連性を考えると
・「いびき」「寝言」→アプリの概要を表すキーワード
・「睡眠」「寝不足」→いびきや寝言と関係するキーワード
などのキーワードが候補となります。次に②どれだけ検索されているか
も見ていきましょう。
検索ボリュームに関しては、ツールを使って実際の検索数などをリサーチするのが正確ですが、簡単に調べられる方法としては、ストアでそのキーワードを調べてみるというのも一つの手です。
実際に各キーワードをストアで調べてみると、
「いびき」「寝言」「睡眠」はサジェストで表示されるのに対し、「寝不足」はサジェストとして表示されません。サジェストには実際に多く検索されているキーワードが候補としてでてくるので、今回「寝不足」は対策するキーワードとしては優先順位は低いと言えます。
このように事前準備としてまずキーワードの選定から行い、対策の軸を作ることがASO対策では重要となります。
では実際に対策していきましょう!
今回の対策キーワード:「いびき」「寝言」「睡眠」
②タイトル
まずはタイトルから見ていきましょう。
現在のタイトルは、ブランド名のみ(英字+読み仮名)で構成されていますね。今のままだとシンプルかつスタイリッシュでかっこいいやん!とも思えますが、このままだとASO的にかなり損です。
タイトルには先ほど選定したキーワードを盛り込むことが具体的な対策方法になります。それを考慮して一度作ってみました。
おい、ちょっと待てと。これではさすがに不自然過ぎますよね笑
確かにキーワードは盛り込まれていますが、これは日本語的に不自然ですね。キーワードを盛り込みながらタイトルとして相応しい形に修正します。
これなら
✓重要なキーワードを盛り込んでいる
✓日本語的に不自然でない
✓30文字以内に収まっている
それぞれで対策できているのでタイトルはひとまずOKです!
では続いてサブタイトルにいきましょう!
③サブタイトル
うーん、確かに「知らないと恥ずかしい?」という訴求はインパクトがあるけど、ASO的には勿体ないですね。ここも修正していきましょう!
ここでも関連性の高いキーワードを盛り込むことが大切ですのでそれを軸に修正してみます...
お、、なんか良い感じ、、、、ん?いや少し長いですね?笑
タイトル・サブタイトルはそれぞれ30文字までの文字数制限がありますので、これだと10文字もオーバーしてますね。日本語的にはきれいですし、対策すべき「睡眠」というキーワードも含まれていていいですね。あとはもう少しコンパクトに...ですね!
✓重要なキーワードを盛り込んでいる
✓日本語的に不自然でない
✓30文字以内に収まっている
良い感じに収まりましたね!
サブタイトルは基本的にタイトル構成時と同じ認識で進めると良いですね。
ちなみにタイトル・サブタイトルはそれぞれ30文字までですが、実際にストア上では全てが表示されるわけではありません。後ろの方は隠れてしまうということも予め考慮が必要です。ユーザーに見せたい文言は前方に配置することをおすすめします。
ではでは続いて説明文へ
④説明文
こちらは書き出したら長々となってしまいますので簡潔に。説明文ではアプリの機能や特徴などの魅力をアピールして、インストールの最後の後押しをする必要があります。そしてこちらもやはりキーワードを盛り込むことも重要です。文字数には余裕があるので、同ジャンルのアプリと比べてどこがアピールポイントなのかもここで売り込みができます。
✓機能や特徴などアプリの魅力を記載
✓重要なキーワードを盛り込んでいる
✓日本語的に不自然でない
タイトルやサブタイトルは自由が利きにくい分、説明文で存分にアピールしましょう!では次!100文字キーワード!
⑤キーワード
100文字までの文字数制限があるため、弊社では「100文字キーワード」と呼んでおります。意味合いとしては「#(ハッシュタグ)」のようなイメージですね。100文字キーワードはユーザーには見えない部分ですので、タイトル、サブタイトルに入れられないキーワードも設定が可能です。
100文字以内に収めるには優先順位をつけて、
✓関連性の高いキーワードを盛り込んでいる
✓実際に検索される回数が多いキーワードを選定している
✓想定されるキーワードを網羅できている
このあたりを踏まえて選定できていれば合格です!!
ということでテキストの対策はここまで!
このようにタイトル、サブタイトル、説明文、100文字キーワードのそれぞれテキスト面を改善して狙ったキーワードに露出する、上位表示することができればインプレッション数の最大化に繋げることができるのです。
では、そのまま次はクリエイティブ面の対策へ行きます!
(読み疲れた方、お水飲んで休憩とってくださいね!)
・クリエイティブ面の改善
お待たせしました、続いてクリエイティブ面です。
(筆者は水を2.5杯チャージしてきました!)
①アイコン
現行のアイコンはこんな感じ。タイトルと同じくスタイリッシュでしょ?
ある程度ブランド価値が高く認知度が高いのであれば、このままでも良いのですが、知らない人からしたら本当にただの「O」です。はい。
一般的なキーワードで検索したユーザーに、アプリのプロダクトページを見てもらうためには、まず検索結果にてクリックされる工夫が必要です。
例えば「睡眠」と検索してきたユーザーがいるとしましょう。「睡眠」と検索しているということは恐らく、「そういえば睡眠の質を向上するアプリがテレビで紹介されてたな~」であったり「とりあえず、最近寝不足だから睡眠にまつわる良いアプリないかな」なんて思っているはず。
ここでは
・視認性が高くインパクトのある訴求
・なんのアプリかアイコンだけでもイメージできる
・軸となる検索キーワードとの関連性
がポイントとなっていきます。これらを考慮しつつ、今回は類似アプリの良い要素を真似て作成してみました!
これならパッと見で「睡眠」系のアプリだとすぐわかりますし、改善前と比べて目にも留まりやすいですよね!
✓視認性のやインパクトのある訴求
┗月、マイク、顔、zzz 等、視認性が高く象徴的な記号を用いています。
✓なんのアプリかアイコンだけでもイメージできる
┗記号を用いることでどのようなアプリかを簡潔に伝えています。
✓軸となる検索キーワードとの関連性
┗関連性のある記号や「ねごと録音」とアプリの機能を文字にしてしまうのも効果的な場合があります!
②スクリーンショット
うーん、伝わるけど魅力的ではないな...
「寝言といびきの録音アプリ」伝わりますが、実際の使用シーンはあまり想像できないかもしれません。
スクリーンショット(以下スクショ)は視覚的にアプリの魅力を伝えることができる超重要項目です。ここは作成に時間がかかったとしても最大限活用する必要があります。スクショは10枚まで設定が可能ですので、できるだけ枚数を増やして訴求量も増やしたいですね。
またスクショは横型、縦型どちらでも設定が可能です。どちらが良いかは
アプリにも寄りますが、App Storeの検索結果に表示される場合、縦型の方が占有率が高いってご存じでしたか?
ほらこの通り、結構違うんです。画面の占有率で言えば縦型の方が効果的ですね!しかし、実際はアプリのジャンルによっても効果が変わってくるためPDCAを回して検証しながら改善をしていくのがベストということですね。
改善のポイントとなるのはアイコンと同様
✔︎視認性が高くインパクトのある訴求
✔︎軸となる検索キーワードとの関連性
さらに
✔︎機能や特徴などアプリの魅力を記載
✔︎ユーザビリティの訴求
などありアピールすべきことが盛りだくさん!
さらにさらに、実はストアページにはプレビュー動画を設定することもできるんです。動画ではたくさんの訴求を詰め込むことができますし、他アプリとの差別化にもなるので、スクショの改善で悩んでいる方は、動画の世界に踏み込んでみましょう!
ASOはオーガニックだけに留まらない...!
ここまで、ASOの具体的な対策方法について書き記してきましたが、なんとASOは対策することで、広告効果にもとても良い影響を及ぼすのです。
ASAのオークションは「入札単価×品質スコア×クリック率」で決定され
ますが、その中の品質スコアの上昇はASO対策することで実現が可能です。品質スコアを上げることができれば、その分単価を押さえて広告を回すことができます。
また、逆にASAからもASOに対しての恩恵があります。ASAを配信すれば最適なキーワードを見つけることができるため、そのキーワードでASO対策すれば、さらに効果的なASO対策を進めることができます。
ですので、ASOはオーガニックのみの対策と思ってらっしゃる方も多いですが、実際のところは「ASO×ASA」はかなりシナジー性があり、切っても切り離せない関係にあるということなのです(超重要)。
まとめ
今回はASO【応用編】ということで実際にどのようにASO対策をしていけば良いのか、具体例を交えながら紹介させて頂きました。
ASO対策はテキスト面でもクリエイティブ面でも決まった正解はありませんし、最適な答えはアルゴリズムや情勢、ニーズによって常に変化します。ですので「1回対策したからもう安心だ」ではなく常にPDCAを回して改善していくことが大切です。
ちなみにこの記事を書いている弊社はアプリマーケティング事業に特化し、ASOやアプリ広告のPDCAを常に回しておりますので、「ASOのこと詳しく教えてほしい!」という方はぜひお問い合わせください!サポートさせて頂きます。
今回この記事を読んで「ASOの理解が深まった!」「また次の記事も読みたい」と感じて頂けましたら、ぜひ最後に「スキ」を押して頂けると嬉しいです!
他にも様々な記事を公開しておりますので、ぜひ寄り道していってください♪
▼アプリ広告やASOに関するご相談やお問い合わせはこちらから