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【iOS】カスタムプロダクトページでASAを超最適化!~設定方法とおすすめアイデアをご紹介~

2022年1月下旬にカスタムプロダクトページがApple Search Ads(ASA)で利用可能になりました!
しかし、カスタムプロダクトページ自体が新機能であることに加えASAとの連携についてよくわかっていない、、というお声を耳にしましたので
今回の記事はASAでの設定方法とカスタムプロダクトページ作成のヒントになるようなアイデアをまとめております!
アプリマーケティングに関わるそこのあなた!必見です。

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📌カスタムプロダクトページとは?

2021年にiOS15にてリリースされたApp Storeの新機能の1つです。
固有のプロダクトページを35パターンまで作成できるようになりました。
様々なパターンのプロダクトページを作成できるので、広告媒体の訴求内容に応じて遷移先のプロダクトページを変更する、という使い方ができるようになります!

例)VODアプリの場合

今まではどの広告媒体から流入したとしても同一のプロダクトページへ遷移していたため広告媒体の訴求軸とプロダクトページの訴求軸が異なり、ユーザーが離脱してしまうということがありました。
そこで、カスタムプロダクトページを利用すると、広告媒体の訴求とプロダクトページの訴求を一致させることができ、ユーザーがポジティブにアプリをインストールしやすくなります。

詳しくはこちらの記事でも紹介しておりますのでぜひご覧ください!


📌ASAに利用するとどうなる?

では、ASAでカスタムプロダクトページを利用するとどのような影響があるのでしょうか?
ASAでの良い影響としてインストール率の向上アプリ内部の活性化の2つがあると考えています。

・インストール率向上


App Storeで検索を使ってアプリを探しているユーザーは目的をもってアプリを検索しています。ASAはそうした能動的なユーザーに対して表示されるため、ユーザーが求めているコンテンツをカスタムプロダクトページを使って訴求することでインストールされる可能性が高くなります!

「アニメ」と検索したユーザーはアニメが見放題のアプリを探している
⇒プロダクトページもアニメ訴求とすることでよりインストールしてもらいやすくなる

・アプリ内部の活性化


また、アプリ内でのユーザー行動が促進される効果もあると考えられます。
例えばVODアプリの場合、「アニメ」と検索したユーザーに向けて話題のアニメ作品訴求をすることでインストール後すぐに会員登録までつながるかもしれません。

ただ、どのような訴求が良い影響を与えるかは実際に検証してみないとわからないことも多いため、どんどんPDCAを回して検証することをおすすめします!


📌実際にASAで設定しましょう!

実際に設定するまでの流れは以下の通りです。

1.App Store Connectでパターンの設定をする

2.ASAで設定する

1.App Store Connectでパターンの設定をする


カスタムプロダクトページを利用するにはまずApp Store Connectでパターンの設定しておく必要があります。
カスタムプロダクトページでカスタムできるのは

・プレビュー動画(App プレビュー)
・スクリーンショット
・プロモーションテキスト

となります!

この記事ではASAでの設定方法を記載するので「まだApp Store Connectで設定できていない!」という方はこちらの記事をご覧ください!


2.ASAで設定する


ASAでは広告グループ単位で設定ができます。(以前のASA機能、クリエイティブセットと同様)
そのため、カスタムプロダクトページを設定する前にキーワードの訴求軸毎に分けて広告グループを作成しておきましょう。

以下、実際の設定方法となります

広告グループ画面に入り、「広告」をクリック

広告グループ画面に入り、「広告」をクリック

 
「広告の作成」をクリック

「広告の作成」をクリック

すると、次の画面に遷移します

カスタムプロダクトページ設定画面

①使用するカスタムプロダクトページの名前を入力(ASA上でパターンを識別するための名前)

②表示されているパターンの内、使用するものを選択

③「保存」をクリック

これだけでカスタムプロダクトページの設定はできちゃいます!

※注意点

広告グループ設定画面

ASAではカスタムプロダクトページを設定したからと言って全てのユーザーにカスタムプロダクトページが表示されるようになるわけではありません!

弊社で調査したところによると、iOS15.2以降のユーザーにはカスタムプロダクトページが適用され、それ以前のOSバージョンのユーザーにはデフォルトのプロダクトページが適用されるようです。
そのため広告主側からは配信比率を調整できない点には注意が必要です。

📌配信して効果を検証する

設定ができたら実際に配信してみましょう!
ASAでの設定はとても簡単なのでどんどん使ってみてください!


📌カスタムプロダクトページのおすすめアイデア

ここからはカスタムプロダクトページを配信する際のアイデアをいくつか紹介します。
どんな軸でどんな訴求をするか、ご参考にしてみてください!


【Apple Search Adsのターゲティングを使ったアイデア】

①地域
実施できそうなジャンル:フードデリバリー、マッチングアプリ、交通系 

・地域限定のキャンペーンを実施している。

・地域ごとに実績が異なる。

💬実績が地域によって異なる場合、サービス利用可能な地域が限られている場合に特に有効な配信方法。

②性別

実施できそうなジャンル:マッチングアプリ

・男性・女性向けで異なるキャンペーンを実施している。

💬男女で課金形態が異なる場合などは特に有効。
単純に男女でアプリに対して求めている要素が異なるので、キャンペーンを行っていなくても訴求方法を分けることも有効。

③年齢

実施できそうなジャンル:求人転職アプリ、EC系アプリ

・アプリに対して求める機能が年齢層ごとに異なる。

・アプリ内で閲覧するものが年齢層ごとに異なる。

💬年代ごとに訴求方法を分けることで幅広い層からの効率的な流入が見込める。

④新規/再インストール

実施できそうなジャンル:ゲーム、マッチングアプリ

・新規ユーザー、復帰ユーザー向けのキャンペーンを実施している。

💬リリースから時間が経っているアプリだと、再インストールの割合も大きい。
似たジャンルのアプリを探す際にキャンペーンの訴求が表示されることで、復帰に繋がる可能性がある。

【配信するキーワード毎に最適化するアイデア】

①配信するキーワードで検索。上位表示されるアプリを参考にする。

②配信するキーワードをスクリーンショットや説明文中に入れ、ユーザーから見たキーワードとの関連性を高める。

効果検証の方法

配信期間の目安:2週間〜1ヶ月
💬カスタムプロダクトページを使ったASAの配信結果を実際に分析するにあたり、
広告グループ毎に1000件くらいのインプレッションが出ないと分析は難しいと感じました。💦

あくまでも目安にはなりますが、2週間〜1ヶ月程の長めの時間をかけて配信し、
カスタムプロダクトページを設定したデータとデフォルトのデータを比較。
CTR,CVR等に差がついたか確認してみましょう。

📌まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

ASAでカスタムプロダクトページを設定可能になったことで、
これまでのCreative Setsとは一線を画すユーザーへのアプローチが可能になり、ますますASAの存在感は高まっていきそうですよね!

今回の記事で紹介したアイデアはごく一部の例ですが、アプリの特性に合った訴求方法を見つけるヒントになれば嬉しいです。
設定も意外と簡単なことがわかっていただけたと思うので、まずは試してみましょう!

最後になりますが、弊社はアプリ集客の専門パートナーです。iOS、Androidいずれも対応可能ですので、アプリ広告やASO施策などでお困りでしたらお気軽にこちらへお問い合わせください!

では、またすぐお会いしましょう👋