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代理店である私たちが、なぜインハウス向けサービス(V.O.X)を扱うのか?

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私たちが日米で企画・開発・運営を行っている「Apple Search Ads(通称ASA)向けオーガニック集客最大化広告プラットフォーム」のV.O.X(参考:「ASOの限界を超えてオーガニック成長を最大化|V.O.X」)というサービスがありますが、今回は代理店である私たちが、なぜインハウス向けサービス(V.O.X)を扱うのかという背景についてお伝えしていきたいと思います。

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V.O.Xを生み出した背景①~3つの課題~

まず最初に背景として私たちアプリマーケターを取り巻く「3つの課題」について見ていきたいと思います。

3つの課題

上図をご覧ください。アプリ広告に携わる方はご理解いただきやすいと思うのですが、私たちはサービス開発にあたり「3つの課題」に直面しました。
そこでこれらの課題解決を行いながらクライアントと共に成長・共創していけるビジネスモデルとしてV.O.Xを考案しました。

3つの課題:
[ASO+ASA概念浸透]
日進月歩であるASO技術にアプリ広告(ASA)のモデルを組み込むことで「アプリ集客最大化の最適解を追求し続ける」という私たちの理念・企業姿勢を広げていきたい

[インハウスのお客様]
アプリ広告を自ら運用するインハウス企業のマーケターに寄り添った実用的なツールを開発し一人でも多くのお客様に価値を提供したい

[CVR改善]
全てのお客様に対して高品質なアプリ向け広告クリエイティブを提供したい

「3つの課題」を踏まえた上で、インハウスのお客様向けに最大の効果を生む仕組みを作りたいということが私たちがV.O.Xに込めた想いになります。
そのためには、人がこれまで積み重ねてきた知見を集約しプラットフォーム化して、新しいノウハウに昇華させていく持続的な取り組みが大切であると考えています。

V.O.Xを生み出した背景②~アプリ広告の国内市場割合について~

次にアプリ広告の国内市場割合を見ていきたいと思います。

アプリ広告の国内市場割合について

左側がインハウス市場領域、右側が代理店市場領域となっています。

私たちの2020年時点での調査によると、日本のアプリ広告の市場規模は総額2500億円ほどと言われておりまして、インハウス市場と代理店市場の割合はほぼ半々であることがわかりました。

加えてここ数年においてはインハウスの企業が増加傾向にあり60%程まで増えたと言われています。理由の一つに大手ほど自社運用を検討する企業が増えつつある点が挙げられます。高額な広告予算を使う企業は代理店に支払う手数料が数億円に上ります。その予算を使って自社に専門の代理店のような部署を立ち上げて、代理店を利用せずに自社で広告を企画・運用するという動きが起きつつあります。

これまでの代理店を利用する形と比べると、自社で広告の企画・運用を行うことでノウハウを貯めることができるようになります。また代理店に手数料を払わなくてよくなるので、内製化をすることで広告予算を圧縮することができます。このため、傾向として大きな広告予算のサービスになるほどインハウス化を検討する企業は増えていくと考えられています。

一方で代理店を利用することによって、最新の情報を元にプロの広告担当が運用をしてくれるというメリットがあります。また運用には膨大なリソース(人や時間)を必要とするため、慣れていないと扱いにくいという側面も代理店の存在により解消できます。加えて、日進月歩であるASO技術やプラットフォーマーが提供する最新の集客手法等に明るいため、最短の時間で企業のアプリ広告戦略を構築することができます。

ご覧いただいたようにインハウスのお客様の需要と代理店のお客様の需要は大きく異なっており、それぞれに適したアプローチがあると認識し、私たちはいずれのお客様にもフィットした価値を提供したいと考えています。

V.O.Xを生み出した背景③~米国のインハウス割合について〜

ここで米国企業のインハウス割合を見ていきましょう。下図をご覧ください。

米国のインハウス割合について

米国市場についてANA(Association of National Advertisers)が出している全WEB広告のインハウス割合のデータになります。2018年以降、米国の広告市場では82%の企業がインハウスのマーケティングエージェンシーを持っており、この割合は将来的には85%〜90%に増加する見込み、ということが書かれています。

米国では一層自社で代理店を持つ傾向が強まることが示唆されていまして、同じような傾向が日本でも強まりつつありますので、私たちが携わるアプリ広告についても将来世界的にインハウス市場が成長していくことはある程度予想できるのではないかと思います。

V.O.Xを生み出した背景④~一言で言うと~

V.O.Xを生み出した背景を一言で言った場合のイメージ

ここまでいくつかの視点で見てきたのですが、最後にV.O.Xを生み出した背景を一言で言うと

自分たちをプロダクト化する

ということだと思っています。

自分たちをプロダクト化とはどういうことかいうと、【自分たち】を「自分達らしさ・独自性」ととらえると【プロダクト化】は「世界中の誰でも使えるようにする」ということだと定義できると思います。

私たちは2007年より英語を主要言語とする国に焦点を当てたアプリ開発をはじめ、様々なマーケティング活動を行ってきました(参考:「企業情報|V.O.X」)。このトライ&エラーの経験は私たちが今もアプリ広告をお届けする中でとても大切な価値観になっています。

私たちの価値は、私たちが経験したり言語化したものを、知見という形で世の中にアウトプットして課題解決に使ってもらうことにあると考えています。V.O.Xを通じて、App Storeのランキングを上げ、オーガニックグロース最大化の一助としていただけると大変幸いです。



以上、今回は「代理店である私たちが、なぜインハウス向けサービス(V.O.X)を扱うのか」というテーマについて進めてきましたがいかがだったでしょうか。

本テーマについては様々な切り口で今後深掘りを企画していきますのでご期待いただけますと幸いです!
それでは今回のまとめに入らせていただきます!

まとめ

✅V.O.Xはインハウスのお客様向けに最大の効果を生む仕組み(プラットフォーム)である
✅インハウスのお客様の需要と代理店のお客様の需要は大きく異なっておりそれぞれに適したアプローチがある
✅将来世界的にインハウス市場が成長していくと予想できる
✅自分たちをプロダクト化し世界中の誰でも使えるようにすることが大切である

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最後までお読みいただきありがとうございました。
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ASO対策の教科書編集部

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