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【事例5選】カスタムプロダクトページのおすすめ活用事例をご紹介!

昨年、iOS15にてリリースされたApp Storeの新機能「Custom Product Pages(カスタムプロダクトページ)」。リリースから半年以上が経ちましたが、みなさんのアプリでは活用できていますか?

https://developer.apple.com/jp/news/?id=ay7673lx

知っているけど活用できていない…🤔
一度やってみたけど、効果が出なかった…😥

という方もいるのではないでしょうか?

今回は、読めばすぐに始められる「カスタムプロダクトページのおすすめ活用事例」をご紹介🎉
まだ始めていない方も、もっと効果的に活用したい方もぜひ参考にしてみてください!

↓↓カスタムプロダクトページの詳しい活用方法はこちら↓↓


✅カスタムプロダクトページは、ASAでの活用がおすすめ!

そもそも、カスタムプロダクトページをよく知らないという方に簡単に説明すると
「ユーザーの興味関心に合わせて、プロダクトページを変えられるApp Storeの機能」です🤩

左:今まで😥
右:カスタムプロダクトページを活用したとき😊

ASAやSNSなど様々な媒体で活用でき、便利なカスタムプロダクト
ページですが、リバティーンズでは「ASA(Apple Search Ads)での活用」をおすすめしています!

なぜなら、図のようにASA特有のメリットが多いからです。

ASA特有のメリットがこんなにあります!

後ほど紹介しますが、ASAでカスタムプロダクトページを適用すると、広告グループごとに結果を見ることができるので、効果が良いと分かったものをSNS広告などに展開することもできます!

今回は、メリットの多いASAでのおすすめ活用事例をご紹介します💡

✅カスタムプロダクトページの重要性

配信効率が良くなることはなんとなく理解できるけれど、
「工数をかけてでもやるべきなのか?」と感じる方もいるかと思います。

「ドラマ」「音楽ライブ」「アニメ」それぞれの内容で訴求できる!

もちろん、ユーザーに合った広告を表示できるため配信効率が良くなるメリットもありますが、アプリ成長という長い目で見ても効果的な機能であり、一度試してみる価値があります👍✨

ここからは、広告効率の上昇アプリ成長の2軸で、カスタムプロダクトページの重要性をご説明します!

カスタムプロダクトページの重要性①広告の配信効率を向上させる

すでにご紹介したように、ユーザーに合わせて広告をカスタムできる機能であることから、広告の効果を高めることができます!

例えば、ドラマが見たいときにApp Storeで「ドラマ」と検索したとします。

「ドラマ」で検索したとき、あなたはどっちを選びますか?

ここで、
1. ドラマの他にも、映画やアニメを訴求したクリエイティブ
2. ドラマだけを強く訴求したクリエイティブ

の2つがあったとき、後者の広告をタップしたくなりますよね🤔

このように、ユーザーの興味関心に合わせた訴求をすることで、CTR・CVRの上昇が見込めます。

カスタムプロダクトページの重要性②長期的なアプリの成長につながる!

では次に、もう一つ重要なポイントが “アプリ成長” です🌱
アプリ成長という大きな言葉でまとめましたが、もう少し説明すると「アプリ収益に繋がるユーザー母数の拡大」に繋がります!✨

例えば、リテンション率がアプリ収益につながるVODがあり、「ドラマ」「アニメ」「音楽 ライブ」から流入したユーザーのリテンション率が高いとしましょう。

「ドラマ」「アニメ」「音楽ライブ」を詰め込まなくちゃいけない・・・

このとき、カスタムプロダクトページを活用しない場合は、デフォルトの1種類しかプロダクトページを作成できず、複数の訴求要素を盛り込んだプロダクトページを作成しなければなりません。

そのため、CPPを活用しない場合はセグメント一つ一つを重視した訴求ができず、各セグメントを拡大することが難しくなるのです😞💭

「ドラマ」「アニメ」「音楽ライブ」それぞれに訴求ができて、
各セグメントのユーザー拡大ができる!✨

一方で、カスタムプロダクトページを活用した場合は、「ドラマ」「アニメ」「音楽 ライブ」の各キーワードに合わせて、プロダクトページを作成することができます!

そうすることで、各セグメントからの流入ユーザーが増える可能性が高く、見込みユーザー全体の拡大に繋がります

このことから、アプリの成長に必要不可欠な、リテンション率が高いユーザーや重課金ユーザーの母数を広げることができ、アプリ成長に大きな影響を与えられるのです!😊

https://developer.apple.com/jp/news/?id=ay7673lx

ここまで、カスタムプロダクトページの重要性についてお伝えしてきましたが、
そもそもどこをカスタムできるんだっけ?申請方法は?といった概要を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください🙋🏻‍♀️

💡【おすすめ5選】カスタムプロダクトページの活用事例

左:今まで😥
右:カスタムプロダクトページを活用したとき😊

では実際に、効果的なカスタムプロダクトページの訴求事例について見ていきましょう!

ここでは、ASAの「キャンペーン構成」と「ターゲティング設定」を利用した2パターンに大きく分けて、ご紹介します!

🎯ASAの “キャンペーン構成” を利用した訴求

まずは、ASAのキャンペーン構成を活用したカスタムプロダクトページの利用方法をご紹介します。

この場合、カスタムプロダクトページの前準備として、キャンペーンの構成~配信が必要です💡

カテゴリキャンペーンを増やしましょう!

ASAでは、4つのキャンペーンを作成することが推奨されていますが、
カスタムプロダクトページを適用する際は、カテゴリキャンペーンをさらに細分化して作成(もしくは広告グループで細分化)しましょう🙆‍♀️

例えばVODの場合、カテゴリキャンペーンを「ドラマ」「映画」「ライブ」「スポーツ」…などに分けることができますよ。

では、キャンペーン構成を利用した、カスタムプロダクトページ活用例を見てみましょう!

CPP事例①キーワード別訴求

まずは、 アプリジャンル問わず活用できる、“キーワード別訴求” のカスタムプロダクトページです!

キーワードに合わせて、スクリーンショットや文言を変更します👍

いくつかのカテゴリに分けてキャンペーンを配信すると、自然と“CTRが高い” “流入が多い” キーワード群が出てくると思います。

そのようにASAを配信して得られたキーワードデータを、カスタムプロダクトページに活用します!👍

「ドラマ」を大きく訴求したクリエイティブの方が、タップしたくなりますよね🤔✨

例えば、先ほども挙げたVODの例は、キーワード別訴求のカスタムプロダクトページがおすすめ!

各キャンペーンのなかで、特に「ドラマ」の効果が高いと分かった場合は、「ドラマ」に合わせて、スクリーンショットの中身を変えてみましょう✨

CTRとCVRの上昇に貢献しました!

弊社でもキーワード別訴求のカスタムプロダクトページを多くのアプリで活用しており、VODではキーワードに合ったテキストと映像に変えたことで、CTRが32%、CVRが11%上昇しました!👏

CPP事例②競合寄せ訴求

こちらは、キーワード別訴求と同じく、どのアプリでも活用できるカスタムプロダクトページ活用例です!

競合キャンペーンでの配信データを用いて、効果の高い競合アプリのクリエイティブを分析して訴求内容を寄せることで、競合アプリをダウンロードするユーザーを “刈り取る施策” です☝🏻✨

数多くあるアプリの特徴を、競合に合わせて出し分けてみましょう👏

訴求については以下のように設定しましょう。

あるゲームアプリで、「キャラクター」「ストーリー」「戦略」「みんなで戦う」など複数の特徴があるとします。

そこで、競合アプリの押し出している要素を分析し、競合に合わせて「戦略」「みんなで戦う」の特徴だけを抽出したカスタムプロダクトページを作成します!

CTR・CVRの上昇に貢献しました!🌷

あるゲームアプリで同じように競合アプリに寄せたクリエイティブを作成したところ、CTRが12%上昇、CVRが8%上昇する結果となりました!✨

🎯ASAの “ターゲティング” を利用した訴求

ここからは、ASAのターゲティング設定を利用した、カスタムプロダクトページ活用例をご紹介します。

これだけ多くのターゲティングができます☝🏻

ASAの広告グループでは上記のようなターゲティングができ、
・性別
・年齢
・地域
などはカスタムプロダクトページでも利用しやすい項目です。

それぞれ、どのように活用できるのか?を見ていきましょう🔍

CPP事例③男女別訴求

まずは、性別ターゲティングを利用した、 “男女別訴求”のカスタムプロダクトページ活用例です! 

男性にしか課金オプションがないなど、性別によるセグメントができるアプリに適しています!

性別ごとのニーズに合わせて文言を変更した例

男性にのみ課金オプションのあるマッチングアプリを例に説明します。

男性のみ課金がある場合は、男性に配信する広告グループを作成し、 「女性利用率No.1」という文言を挿入するなど、“女性ユーザーが多い方が良い” といった男性のニーズを分析&反映させましょう。👍

課金ユーザーへの転換率が上昇しました!👏

このように性別ごとのニーズに合わせてカスタムプロダクトページを配信した結果、あるアプリでは、課金ユーザーへの転換率が33%アップしました✨

課金の有無などはっきりとした振り分けがなくても、「女性の課金率が高い」など性別による傾向が分かっている場合は、男女別訴求のカスタムプロダクトページを活用できますよ。👏

📌男女別カスタムプロダクトページのおすすめジャンル
・ゲームアプリ
・ニュースアプリ
・マッチングアプリ
・VOD
など

CPP事例④地域別訴求

次に、地域ターゲティングを活用した “地域別訴求” のカスタムプロダクトページです!

ASAの広告グループでは、市町村まで細かく地域ターゲティングができ、カスタムプロダクトページに活用できます。

地域ごとに異なるクーポンを、クリエイティブで訴求できるようになります!

例えば、地域によってサービス内容が異なるアプリや、地域別のクーポンを発行しているアプリなどで効果的です!🚕

CTVRの上昇に寄与しました!

リバティーンズでも、地域ターゲティングを利用したカスタムプロダクトページを作成し、ある特定地域のCTVRが37%上昇するといった結果が出ています!👏

📌地域別カスタムプロダクトページのおすすめジャンル
・フードデリバリーアプリ
・タクシーアプリ
・気象予報アプリ
・クーポンアプリ
・旅行予約アプリ
など

CPP事例⑤年代別訴求

最後に、ASAのターゲティングを利用した、“年代別” カスタムプロダクトページ事例です!

転職アプリやECアプリなど、年代によってニーズや使いたいサービス・欲しい商品が異なる場合におすすめです。

年代のニーズに合わせて、文言を変更してみましょう💡

例えば、転職アプリの場合、年代ごとに会社の選び方が変わってくることが見込めます。

仮に20代はワークライフバランス重視、40代は役職重視だとすると、上記のようなカスタムプロダクトページがおすすめです!✨

CTVRの上昇に寄与しました!👏

リバティーンズでも、あるアプリで年代に合わせて訴求内容を変えたところ、CTVRが22%上昇しました!🙆‍♀️

📌年代別カスタムプロダクトページのおすすめジャンル
・転職アプリ
・ECアプリ
・ニュースアプリ
・クーポンアプリ
など

💡【基本戦略】カスタムプロダクトページの審査~分析まで

基本戦略の全体像

ここからは、カスタムプロダクトページの基本戦略をご紹介!

カスタムプロダクトページを始めて使う方も、一度結果が出なかった方も、参考にしてみてください。

1. ASA配信を行い、ターゲットを決定する

まずは、ASAのキャンペーン構成&配信するところから始まります🌷

まずは、ASAでの配信データを活用するために、キャンペーンの作成&配信を行いましょう!

事例でもお伝えした通り、ASAでは4つのキャンペーンに分けることが推奨されていますが、
カスタムプロダクトページを活用する際には、キーワード群や性別、地域など、重要な要素になりそうなセグメントを予め決めておき、細分化して広告グループを作成することがおすすめです👍

キャンペーンや広告グループは細分化して作成すると便利です✨

そうすることで、セグメントにぴったりのカスタムプロダクトページを適用することができます。

2. クリエイティブ・プロモーションテキストを作成~審査に提出する

クリエイティブなどを作成して、審査に提出します🔍

セグメントが決定したら、カスタムプロダクトページの作成に入ります。

クリエイティブだけでなく、プロモーションテキストも変更することができます!

また、審査にかかる期間は、通常24時間とされています。
作成方法や申請方法については、以下の記事で詳しく紹介していますので、是非チェックしてみてください!

3. カスタムプロダクトページを活用して配信する

配信して、分析できる数値が出るまで待ちましょう🔆

申請が通ったら、いよいよ配信となります!

リバティーンズでは検証可能な数値を出すため、1つのクリエイティブにつき2,000件以上のIMPが必要と考えており、約2週間~1か月の配信を推奨しています🙆‍♀️

アプリの規模などによっても変わってきますので、自分のアプリで2,000件以上のIMPを出すにはどれくらいの期間が必要か?を確認しましょう🔍

4. 分析と次回の方針を決定する

結果を分析して、次回の方針を決定しましょう🚩

最後に、結果が出たらそのままにせず、次回の方針を決定しましょう!

【デフォルトより良い数値になった場合】
・別のキーワードでも同様の方法でカスタムプロダクトページを作成する
・カスタムプロダクトページをSNSなどの他媒体で活用する(下で詳しく説明)
・より良い数値が出るよう、別の訴求方法でカスタムプロダクトページを配信する
など、さらに展開することができます!

【デフォルトより悪い数値だった場合】
・セグメントと訴求内容が合っていなかったのか?
・デフォルトとの変更点が少なかったのか?
・外部要因はなかったか?
などを考え、新たな仮説を立てて再度検証してみましょう。

カスタムプロダクトページは「このセグメントには、こんな訴求が合うのではないか?」といった仮説をもとに実行するので、結果を見て何度も検証を繰り返すことで良い結果に繋がります!👍

カスタムプロダクトページは、SNSなどでも活用できます!

また他媒体への展開については、上記の表を参考にカスタムプロダクトページを活用してみてください!☝🏻✨

キーワードごとに複数のカスタムプロダクトページを作成した場合は、一番効果の良かったキーワードのカスタムプロダクトページを展開してみましょう🤩

💡知らなきゃ損!カスタムプロダクトページの意外な使い方も

最後に、意外と知られていないけれど、とても重要な使い方を紹介します!

それは…「A/Bテストの代用として使う」です!👏

A/Bテストとの大きな違い💡

カスタムプロダクトページと同じく、iOS15にてリリースされた「Product Page Optimization(プロダクトページの最適化、以下A/Bテスト)」ですが、カスタムプロダクトページとは以下のような違いがあります。

A/Bテストはオーガニックにも影響があります!

ここから分かる通り、A/Bテストではオーガニックにまで影響を及ぼすため、万が一テストパターンの効果が悪かった場合、配信効率に大きな悪影響を与えかねません😥💦

そこで、広告グループごとにテストパターンを出し分けられるカスタムプロダクトページを、「リスク回避」として活用することをおすすめしています!✨

細かな指標が見れるのはカスタムプロダクトページの特徴です!

さらに、「結果が詳細に分析できること」も、カスタムプロダクトページを活用するもう一つのメリット。

カスタムプロダクトページはApp Store ConnectやSDKと連携することで、インストール後のアプリ内行動まで確認できます。

そのため、カスタムプロダクトページを活用することで、アプリの収益性やリテンション率など、目先の効率だけに留まらない本当に良い訴求を見つけることができるのです!✨✨

“A/Bテスト” をもっと詳しく知りたい方はこちら

カスタムプロダクトページについてさらに知りたい方はこちら

カスタムプロダクトページの活用方法を最後までご覧いただき、ありがとうございました!

カスタムプロダクトページの申請方法などを知りたい方は、是非こちらの記事も見てみてくださいね~!

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https://journal.liberteenz.jp/n/n28df673e6a15

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