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【アプリ広告】パフォーマンス向上への道!

アプリ広告におけるパフォーマンス改善策を一挙ご紹介!

アプリ広告を広告代理店に任せているデベロッパーの方やアプリ広告を始めたての方の中には、どのようにパフォーマンスを向上させているのか疑問に感じてる方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けて、

・CPIを低下させるには?
・課金額を最大化させるには?
・CV数を最大化させるには?

の3つの項目について解説していきます。

アプリ広告について理解を深めていきたい方にピッタリな内容になってますので、是非最後までご一読いただければと思います!

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1.アプリ広告とは

アプリ広告とは、その名の通りアプリのインストールを促すために配信する広告の事を指します。

アプリ広告といっても、現在では様々な配信媒体が存在します。

・ASA(Apple Search Ads)
・GAC(Google アプリ キャンペーン)
・SNS広告   etc…

上記に紹介した配信媒体以外にも数多く存在しており、媒体ごとの特徴や
ユーザー層の性質などアプリに合った配信媒体を選定することが重要です。

アプリ広告は運用型の広告が多く、運用するマーケター次第でパフォーマンスが良くも悪くも大きく変わります。
運用に関してのノウハウが、勝負の分かれ道になりますので、正確な情報をキャッチアップすることが重要です。

全ての配信媒体に共通して、パフォーマンスを上げることが全マーケターの課題となっております。

そこで今回は、パフォーマンスを上げるためのステップを解説していきたいと思います!


2.CPIを下げるには?

CPIは何と何で構成されているのでしょうか?
それを理解した上で対策を考えるとより理解が深まりますので、一緒に見ていきましょう!

CPC ÷ CVR = CPI

CPIは上記の要素で構成されており、パフォーマンスを改善させるには次のアクションが必要になります。

①CPCを下げる
②CVRを上昇させる

この2つの要素についてどこに着目すべき点があるのかを解説していきます。

①CPCを下げる

CPCを下げるに当たって、まずCPCの数値に及ぼす要因を把握しましょう。

・インプレッション数
・競合の入札状況

大きくわけてCPCが変動する理由としては上記の内容が考えられます。

表示回数が減っているということは、広告を配信するユーザーの母数が少なくなっており、その少なくなった母数の中で競合アプリと広告配信の枠を奪い合う事になってしまいます。

競合の数が同じ場合、広告を配信できるユーザーの数が多い方が1アプリの取り分が大きくなります。

よく椅子取りゲームにたとえる事が多いのですが、「椅子を広告配信枠」「人を広告」と考えると、10人で8個の椅子を取り合うより、10人で5個の椅子を取り合う方が座れる可能性が低くなってしまいます。

左:10人で8枠を取り合う(競合性が低い)
右:10人で5枠を取り合う(競合性が高い)

これがインプレッションが減ることによって入札単価が上がってしまうロジックになります。

また、競合の入札が強まると今まで効率良く獲得できていたユーザー層も競合と奪い合わなければいけなくなるため、CPCが上がってしまう要因となります。

上記の様にCPCがなぜ上がってしまうのかという要因を理解した上で、改善のアクションを取ることが必要になります。

では、実際にどのような対策をすれば良いのでしょうか?
下記に共通する対策として記載しておりますので、一緒に見ていきましょう。

📌インプレッション数を上昇させる
📌セグメントを制限しすぎない

上記の2つは、インプレッションに関わる対策です。
競合の入札状況は、運用者側でコントロールできないため他の対策にてCPCを改善していく必要があります。

📌インプレッション数を上昇させる
配信媒体ごとにインプレッション数を上昇させる対策が異なりますので、下記に各媒体ごとの対策をまとめました!

現状で配信しているキャンペーンやキーワードにてインプレッション数を上昇させるのではなく、+@でインプレッション数を伸ばしていけるキャンペーン(キーワード)を追加していくという対策も考えられます。

📌セグメントを制限しすぎない
広告パフォーマンスを上げる施策として、配信地域の制限や年齢のセグメントを区切って配信する場合がありますが、過度に設定してしまうと逆効果になってしまう可能性があります。

これも①と同様ですが、配信するユーザー層が制限されるとインプレッション自体が下がってしまうためCPCが上昇してしまう場合があります。

ですので、セグメントを制限する場合は過度に制限しすぎないということも念頭においておきましょう。


②CVRを上昇させるには

では、CVRの数値が変動する要因としては何が考えられるでしょうか?

CVRはアプリによって時期的要因、天候による影響など外部要因によって変動する場合がありますが、基本的には下記の内容がCVRに直結します。

📌クリエイティブ
📌広告文言


📌クリエイティブの改善

クリエイティブでの改善策として訴求文言、背景色など様々挙げられます。

CVRを上昇させるという目標に対して考えた施策に優先順位を定め、A/Bテストによって繰り返しPDCAを回していくことで長期的な目線で効果を発揮させることができます。

実際に効果的な施策を以下に記しておりますので、アプリにあった内容を是非試してみて下さい。

・背景色の変更(寒色→暖色など)
・フォントの変更
・訴求文言の変更(イベント内容の強調など)

特に背景色に関しては、ユーザーから見てインパクトの大きい部分ですので、いくつかパターンを考えて施策することをおすすめします。

📌広告文言の改善

また、広告文言を改善する上で、アプリとの関連性、インパクトなどを加味した上で設定する必要があります。

広告文言の扱い方は、配信媒体によって異なりますが重要視すべきポイントは下記になります。

※「家計簿アプリ」を例に考えた場合

・「家計簿」「レシート読み取り」などアプリと関連性のあるキーワードで構成
・文章の長文化、短縮化など大幅な変更
・✅などを活用した視覚的な対策

特にSNS広告では長文化、短縮化など大幅な変更によってパフォーマンスがあがる可能性もあり、
\ ~な方におすすめ‼ / などキャッチーな内容でユーザーの目を引くことが効果的な場合があります。

こちらもクリエイティブ同様PDCAを回してCVRの最大化を目指しましょう。


3.課金を最大化させるには?

アプリのマネタイズ方法として最もポピュラーなのが「アプリ内課金」です!

今回は、その「課金」を最大化させるのに必要な事として3つご紹介いたします。

①配信を強めるタイミング
②検索型広告の活用
③プレースメント除外

①配信を強めるタイミング

課金が発生しやすいタイミングとして下記が挙げられます。

📌月初数日間
📌イベント、コラボ時期

なぜ上記で挙げたタイミングが重要なのか、これから解説していきますので一緒に見ていきましょう!


📌月初数日間
なぜ月初数日間のタイミングで配信を強める必要があるかというと、「クレジットカードの上限が解放されるから」です!

アプリの課金にはクレジットカードが使用されることが多く、その上限が解放される月初は特に課金が発生しやすいタイミングになります。

ですので、月初数日間で配信を強めることで課金を最大化することができ、月全体のパフォーマンスを上昇させることができます。

長期的なROAS重視やインハウスにて運用している場合も月初をうまく活用することが最大化に繋がりますので、月初に向けて月末からDL数を伸ばすことも効果的です。

📌イベント、コラボ時期
2つ目のポイントはイベント、コラボのタイミングです。
こちらはみなさんお気づきかと思いますが、ゲーム系であればイベントガチャ、ツール系であればセールや特典などのイベント中は課金が発生しやすい期間になります。

イベントの大小によりますが、月初と同等かそれ以上の課金が発生するタイミングですので、この時期にしっかり費用を出せるように運用することが重要です。

GAC、SNS広告など機械学習が強みの媒体では、機会学習が良い状態で月初やイベントのタイミングを迎えるようにしましょう。

しかし、無理な入札単価の変更によって費用、パフォーマンスともに理想的な状態で迎えられない場合がありますので、しっかりとしたコントロールを行う必要があります。


②検索型広告の活用

「アプリ内課金」とは、DLした後のユーザー行動によるものですので能動的なユーザーが多い検索型広告を活用するのも一つの手段です。

今回は、配信面が豊富なGACを例にご説明していきます。

まず、能動的なユーザーってなに?と思った方の為に説明すると、ディスプレイ面はユーザーが意図してないタイミングで意図してない広告が表示されます。

それに比べ検索面は、ユーザーが興味のある内容を検索し、そのキーワードにマッチした広告が表示されます。
こうした検索面からの流入ユーザーを能動的(良質)なユーザーと呼び、ディスプレイ面からの流入よりもDLした後のユーザー行動が活発である傾向があります。

ですので、この能動的なユーザーを増やす意味でも、検索面に配信を寄せることがマーケターの腕の見せ所となっております。

また、前提としてASAやリスティング広告などの検索型広告を活用することも「アプリ内課金」を最大化させる一つの手段と言えます。


③プレースメント除外

先程お伝えした、検索型広告を活用することで課金の増加にも繋がりますが、実はディスプレイ面の広告効果を改善させる手段も存在します。

その一つが、プレースメント除外と呼ばれる手段です。
ざっくり説明すると効果の悪そうな場所に広告が配信されている場合、その場所に配信されない様にすることです。

GAC(Google アプリ キャンペーン)などでは、ディスプレイ面でどの場所に配信されているかを見ることができるため、CPC、CTRなどの観点からパフォーマンスが悪いと思われる場所を除外することで全体のパフォーマンスを上昇させることができます。

その結果、課金への転換率の改善や一人当たりの課金額の上昇に繋げることができます。

注意点としては、プレースメント除外をしすぎてしまうとそもそも広告を配信できる枠自体が減ってしまうため、あくまでも段階的に、アプリとの関連性の観点から除外する必要があります。


4.CV数を最大化させるには?

最後に、CV数を最大化させるために必要な事をいくつかご紹介いたします。

前章でご説明したプレースメント除外は、すべてのパフォーマンス改善に役立つ施策のため「課金の最大化」だけでなく「CV数の最大化」の施策としても活用することができます。

①CVとは?

まず、CVとは何か?というところから説明していきます。

CVとは、「コンバージョン」の略で、ユーザーがアプリをDLした後のイベントの成果地点として設定されます。

多くの場合、ビジネスのマネタイズ方法としての成果地点を設定する場合がほとんどです。

例えば、航空系アプリだとDLが成果地点ではなく、DLよりも後の航空券予約を成果地点として設定すると、CVは航空券予約に到達して初めてカウントされます。

航空券予約までの過程(コンバージョン地点)

前章で説明した「アプリ内課金」と同じように、DLした後のユーザー行動に焦点を当てています。


②クリエイティブの活用

クリエイティブの訴求内容によってもCV数を上げることができます。

ユーザー目線で考えると、クリエイティブの訴求内容や世界観でDLするかしないかの判断をする場合もあり、内容次第で後のユーザー行動に与える影響も変わってきます。

ゲーム系アプリではガチャの内容の訴求やイベントの内容。
ツール系アプリではクーポン情報やキャンペーン内容を大きく訴求することで自ら設定した成果地点に誘導しやすくなります。


5.まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、アプリ広告全体のパフォーマンスについて記事を作成しました。

冒頭でお伝えした通り、アプリ広告といっても様々な配信媒体が存在するため、前提としてそのアプリに合った媒体を選定する事が重要です。その中でも、媒体に依存せずにさらにパフォーマンスをあげるための内容をお伝えしました!

今回この記事を読んで「アプリ広告の理解が深まった!」「他のアプリ広告についての記事も読んでみたい!」と思っていただけましたら、是非「スキ」を推していただけると嬉しいです!

他にも様々な内容の記事を投稿しておりますので、是非見ていって下さい!

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